再見。蔚藍海岸 蔡幸娟

再見。蔚藍海岸　蔡幸娟

台湾　BMG　1997.9発行

中國娃娃(タイの二人組ではない)蔡幸娟が1997年に出したアルバムです。去年のバレンタインデーにアメリカで結婚して今や人妻の蔡幸娟ですが、相変わらず上品な色気たっぷりです。こういう人が音楽の先生だったら、きっと気合いを入れて音楽の勉強をしただろうなと妄想したり。蔡幸娟の歌を初めて聴いたのは1992年の「秋涼如我心」、ＣＤではなくてテープでした。その上品で優しい高音にすっかり見せられてしまい、その後も新しいアルバムが目に付けば買っていたんですが、蔡幸娟自身についてはいまいち情報が無く、手に入れたＣＤは多くありません。張清芳も高音が魅力の歌手ですが、彼女が気っ風のよいお姉さんとすると、蔡幸娟は優しくほほえむ若奥様という感じでしょうか。

「再見。蔚藍海岸」「。」の付いたタイトルというのはあまり目にした覚えがないんですが、何か特別な意味があるんでしょうか。とにかくこの手のバラードを歌わせれば天下一品。「あなたに貰った首飾りを握りしめ、遠くに投げすてる」失恋の歌ですが、情感たっぷりに、可憐ではあっても悲惨ではない、いまでもふと口ずさむことがあります。

「哭花」このアルバムの中で一番よく聴いた曲です。カラオケで歌いたくてしょうがないんですが、残念ながらこの曲のカラオケを見たことは一度もありません。カラオケＶＣＤも目にしたことがないので一人カラオケも無理。さびに入った部分「開呀開呀 花開著就美麗」この部分だけ繰り返し聴いたこともありました。下品さを感じさせない高音で流麗に歌われると、たまりません。

「願深愛過的人平安」かつて愛していた人を思う歌です。この歌を聴いているとちょっと切ない気持ちになりますが、思い出すのはどろどろとした過去ではなく、あくまで綺麗な想い出です。

華納　蔡幸娟のページ