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台湾の国家公園・風景区・観光名所 ブログトップ
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茶壽 [台湾の国家公園・風景区・観光名所]

ここ数日、ようやくと涼しくというか寒くなってクーラーからいきなりこたつが欲しいような気候になってきました。で、ふと目に着いたのが茶壽というお茶の保温器。

苗栗県獅潭鄉汶水老街の名産として紹介されていた茶壽、藁で編んだその形は鳥の巣のようで、中には綿が詰められ、急須を丸ごと入れてお茶を8時間保温できるそうです。

茶壽をひとつ作るのにはまる2日かかり、藁を編むのに力が必要なことから最近では、作る人も年をとった婦人数人だと言うことで大量生産は出来ないようですが、模様や形、大きさも異なったものが作られるようになったりして人気も根強いものが有るそうです。

いまでは電気ポットもありますし、日本の寒さに耐えられるかどうかは分かりませんが、見た目も素朴でいい感じですし、苗栗県獅潭鄉汶水老街へは今年の初め全線開通した東西向快速公路「台72線」を使えばすぐ、台湾で美味しいお茶を飲んだ後は、お土産に茶壽というのもいいかなと思います。

台湾旅行2004.10 -11 七股鹽山 [台湾の国家公園・風景区・観光名所]

10月18日(月)
陳総統祖暦の後は雲嘉南濱海國家風景區に属する七股鹽山に向かいます。まずは県道171号線に出て、ちょっと迷いましたが中山高速の麻豆インター手前で県道176号線へ。そのまま西へ向かいます。地図をみるとこのあたりは養殖池が多い地域のようで、風景もだんだんと寂しくなってきます。相方はこの道で大丈夫なのか心配になってきたようで、「へんなー」と行って来ます。僕も、よく道に迷う方ですが、それはよくわからないのに適当に進んで行った場合のことで、複数の地図を確認しているのでまず問題無いはず。「大丈夫~」と言っていると、前方に白い山が見えてきました。

駐車場の入口付近には殆ど車が停まっていなかったので、閑散としているのかなと、奥の方に進んで行くと観光バスが何台も停まってすごい人。どうやら中学のバス旅行のようでしたが、彼らは丁度帰るところだったらしく、どんどんバスに乗り込んでいきます。中学生以外にも少なくない観光客がいて、日本のガイドブックでは殆ど取り上げられていないので地味な観光地だと思っていたので意外でした。

この七股と北門の塩田は日照時間が長い、地勢が平坦、豊富な海水と言った好条件で一時は年10万トンの塩を生産していたようですが、コスト的に合わなくなり、今では観光地としてにぎわっているようです。

塩で出来た白い山は、手前に少し薄汚れた人が登れるようになった山、奥にそれよりも白い山と2つが見えました。手前の山の脇には小火車の乗り場があって、相方がさっそく見つけて「乗ろう」といいます。小火車は2人乗りで、1回NT$50。デパートの屋上とかにあって、汽車とかヒーロー物の形をして、その場で揺れるのりものが線路を走るような感じ。完全に子供向けなのでちょっと乗るのをためらいましたが、他に大人も乗っているようなので、NT$50を小火車に入れて出発、2人では座席に座れなかったので僕が半立ちになったり、重量のせいか少しの間動かな無かったのも愛嬌でしょうか。

小火車にはこのレールの上を走るやつのほかに、道路上を機関車が客車を引っ張るタイプのもあってこちらは売店前から奥の塩山を回って行くようでした。相方がその売店で塩を買いたいというので行って見ました。入口で塩アイスキャンデーを売っていましたが、僕はスイカに塩をかけたりするのが嫌いで、甘いアイスキャンデーに塩味を加えると言うのはどうみてもまずそうだったので、これは買いませんでした。この後すぐ、相方の携帯紛失がわかって大騒ぎになるので、結局、塩を買うことも無く、近くの観光地に寄る事も有りませんでした。

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東部海岸國家風景區 [台湾の国家公園・風景区・観光名所]

東部海岸國家風景區

台湾の國家風景區について書くのも12回目、この東部海岸國家風景區でひととおり紹介したことになります。

東部海岸國家風景區は台湾東部、花蓮から台東の海岸部と緑島を範囲とする国家風景区で「山と海と島」の風景が楽しめます。花蓮から台東へは中央山脈と海岸山脈に挟まれた花東縦谷が従来からのメインルートで海岸山脈が海に迫る厳しい地形のこのルートが整備されたのは最近のことのようです。南北にのびる省道11号が拡幅されたことで、この地域の交通はとても便利になりました。今後、多くの人が訪れることが予想され、観光の発展と共に自然保護が重要な課題になっています。

秀姑戀のラフティングは日本人観光客で体験する人も増えてきているようです。手軽なのは花蓮発のツアーのようです。花蓮で時間が取れるようなら、太魯閣渓谷とラフティング両方楽しむといい思い出になりそうです。

長濱文化と言われる旧石器時代の遺跡が見られるのが十数個の海蝕洞窟がある八仙洞です。実際行ってみると旧石器時代とは無関係な現世利益を求める文化が目立っていますが。この長濱文化はその後の新石器時代へと続くのではなく、約5000年前に消滅してしまったそうです。

省道11号線を走っていると横は海海海。綺麗な海が続いていますが、中でも石雨傘、小野柳、三仙台などが名所として知られています。

台湾の歴史の一つの舞台ともなった緑島ですが、海岸線の美しさや、海中温泉の旭温泉で観光地としても人気を集めています。台東から航空機、船の便がありますが、夏のシーズンにはなかなか予約がとりにくいようです。

澎湖國家風景區 [台湾の国家公園・風景区・観光名所]

澎湖國家風景區

澎湖國家風景區は台湾本島の西に位置し64の島々からなる国家風景区です。台湾の離島の中では交通、観光施設なども比較的便利で、日本からのも観光客も多いようです。

澎湖國家風景區を象徴する景観といえば玄武岩でしょうか。公式ページのトップにも玄武岩の写真が載っています。日本で玄武岩が見られる名所と言えば兵庫県の玄武洞が一番有名でしょうか。ここも円山川の優雅な流れのそばにそそり立つ玄武岩が独特な風景を作り上げていますが、スケールの点では澎湖諸島のほうが上でしょうか。中でも桶盤嶼は四方が玄武岩の奇観で覆われています。

またこの玄武岩に多く開いている気孔が文石と呼ばれる美しい模様を持つ石の生長を育んでいます。望安島の天台山は四方に広がる草原と海の景色の美しさのほかに、文石の産地としても知られています。

澎湖諸島は海鳥の楽園でも有ります。厳しい自然が人の営みを寄せ付けず鳥達の生活を守っています。猫嶼は「海鳥自然保護留区」に指定されており、夏には燕鴎(アジサシ)の繁殖期で、1万羽を超えるアジサシを遊覧船から楽しむことが出来ます。

海亀にとっても澎湖諸島は台湾に残された数少ない産卵地です。望安島の9つの砂浜が「綠蠵龜(アオウミガメ)産卵棲地保護区」に指定されています。

澎湖國家風景區の中心となるのは馬公市です。馬公には台北、高雄などから定期航空便、また高雄、嘉義・布袋港から馬公・鎖港へフェリーが出ています。また、七美嶼、望安島にも小型機用の空港があります。澎湖島から、白沙島,西嶼へは橋が架けられており、車で移動することが出来ます。

馬公の中心部には台湾最古のといわれる馬祖天后宮、夕日が美しい仏教寺院、観音亭、清朝時代の城門、順承門などの文化遺跡があります。

美しい自然と文化に恵まれた澎湖國家風景區ですが、過疎化の進行、観光業の発達による自然破壊など課された課題は小さくないようですが、これからもその美しさに磨きをかけていってもらいたいものです。

茂林國家風景區 [台湾の国家公園・風景区・観光名所]

茂林國家風景區

茂林國家風景區は台湾南部の高雄縣と屏東縣にまたがる風景区で、そのほぼ中心に高雄縣茂林郷があることから茂林國家風景區と呼ばれています。

茂林郷は深い山に囲まれており、原住民であるルカイ族の文化が色濃い地区です。石板屋と呼ばれるルカイ族の伝統的住居は、簡単な構造ながら使用する石材の性質により使い分けをすることで、堅固で夏は涼しく、冬は暖かい優れた住居となっています。また伝説ではルカイ族の先祖は百歩蛇(台湾コブラ)といわれていることから、この百歩蛇をモチーフにした図柄が石に描かれ、それが石坂屋に芸術性を感じさせます。この石板屋は多納吊橋と川端の露天温泉で知られる多納温泉のある多納村などで見ることが出来ます。

屏東縣の東北部にある霧台郷はその全てが海抜1000m以上の高地にあり、霧と瀑布の故郷と呼ばれています。霧台もルカイ族の住む地域です。幾つか部落があるうち最大の霧台部落では約50有る民宿のほとんどが石板屋になっており観光客に歓迎されています。

パイワン族群の工芸の郷と称される三地門は観光地としてもっとも注目されている地域です。パイワン族群の集落として有名な賽嘉はまたはパラグライダーの好適地として海外からも飛行にやってくる賽嘉航空公園人でもよく知られています。また台湾原住民文化園区があり原住民文化を楽しむことが出来ます。
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