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Fin.K.L [昔の話]

在宅勤務が増え、通勤時間分余裕ができたような、結局仕事開始前の準備に時間がかかっているので同じような感じだけど音楽を聴いてみたいと思う余裕ができたのは確か。作業中に聴くことはないのだが音楽アプリを触っていると聞き流していた曲をじっくり聴いてみたくなって、詩の翻訳を試してみたけどやっぱりどうしようもなく難しい。まあ間違いだらけでも今更恥ずかしいこともないし、せっかくやり始めたんでひとり1曲で今年中に50くらいまではいきたいな。

で、ここ数日中国語、台湾語の歌を紹介しているわけだが、これは90年代以降台湾の流行歌を中心に聴いていること、それに自分の外国語の能力と、身近に聞けるネイティブスピーカーがいるので少なくとも大きな嘘をつくことにはならないだろう思えるため。広東語やマレーシア語の曲もはまった曲があるのだが漢字でなんとなくわかるかもと思える広東語も歌詞を訳そうとするとどうにも歯が立たず雰囲気で聴くしかないし、マレーシア語など辞書を買ったりもしたがタイトルだけ訳して全体を想像するしかない。今だとネットで翻訳してくれるのかとも思うが、自分なりのイメージが固まってしまっているので機械翻訳する気にはなれない。

日本で聴く外国語の曲といえば英語が圧倒的なわけだけど、それ以外で最近よく聞くようになったのが韓国語。何かと面倒くさいことはあるにしても韓国語の歌がテレビから聞こえるようになってもうずいぶん経つように思うし、今ではほぼ興味がない自分でもグループ名はいくつかいえる。

韓国といえばキムチかなという程度。旅行に行ったときはウドンとキムパップばかり食べていた記憶があって、嫌いではなくてまた機会があればいきたいけどあまりのめりこめなかった韓国。その韓国の曲もあまり積極的に聴こうと思ったことはないのだが昔聴いて今でもなんとなく覚えている曲はある。韓国語ではないがチョーヨンピルの釜山港へ帰れなどの韓国人の歌う演歌、衝撃的だったイパクサのポンチャック、一時日本でも活動していたアイドル系のカンスジなど。
韓国旅行に行ったとき店の人に適当に選んでもらったCDやカセットテープはメロディは気に入ってもハングルが読めないので一時よく聴いていた曲もあったが今では記憶が薄い。

90年代後半興味があった台湾POPSを聴くには現地に買い出しに行くか、ネット、とは言っても台湾POPSに関してはインターネットがようやく実用的になりはじめた頃で、あまり整理のされていないわずかな発売情報や、貧弱で高価な回線で何とか聞いていた、有料だったり途切れ途切れだったりした(それでも当時の日本よりははるかに進んでいた)ネットのラジオが頼りだった時代に、衛星放送のスカパーの中国語チャンネルで中文Top20という中国語のヒットチャート番組が見られるようになって狂喜乱舞していた。この中国語チャンネルで流れていたのが韓国語で歌うFin.K.LのBlue rainのMV。


で、ようやくタイトルに関係ある話になるのだけど、ほぼ興味のないというか手を出す余裕が無かった韓国の音楽で唯一はまったと言えるのがFin.K.L(文字の切り替えが面倒くさいので以降ピンクル)
結構長く生きてるので多くの歌手のファンになってきてるが、とても影響を受けた音楽、曲だけだとそれこそ山ほどあるが歌手、グループで括るとピンクルは20位以内には入る、と思う。唐突だが順不同で思いつくままに20人挙げてみる。浅田美代子、岩崎宏美、河合奈保子、ビートルズ、西城秀樹、かぐや姫、内山田洋とクールファイブ、河合その子、沢田聖子、孟庭葦、陳潔儀、蔡幸娟、孫淑媚、蔡幸娟、伍佰& China Blue、嘉門達夫、中島みゆき、周杰倫にFin.K.Lで...19か。歌手名だとあと一人が決められないんでまあ置いておくとして、ピンクルのMVを見てCDを買おうと思っても播州の中都市では近所のCD屋で韓国語のCDが気軽に買える時代でもなく。通販サイトも当然日本語ではないので面倒くさくて、結局台湾旅行に行ったついでに台湾版のCDを買ってきた。台湾版のいいところは歌詞カードに中国語訳がついていたので大体の意味が分かること。それで曲に入り込めるようになったのだが、決定的だったのはVCDを手に入れたこと。同時に買ったのか、後で通販サイトを探してたまたま見つけたのかもう覚えていないけど。動いているピンクルを見てあまりの可愛さにおっさん久しぶりにドはまりしてしまった。特にTo My BoyfriendのMVではいたずらっ子のようなイジン、お嬢様風のソンユリ、お姉さんタイプのイヒョリ、少し失礼だがママのようなオクジュヒョンとビジュアルもそうだが順番に歌う歌声がすこしずつ昇って行って最後は融合する感覚が心地いい。曲調と同じくかわいいポップなイメージのビデオなんだけどそれだけじゃない可能性を感じられる、いやともかく可愛いかった。

同じ時期に買った徐懷鈺のアルバム天使にTo My Boyfriendを含むピンクルのカバーが何曲か収められていて聴き比べることがあった。徐懷鈺も好きな歌手なのだけど、4人がかりで来られると分が悪い。今をときめくTwiceのうち周子瑜を含む3人が歌ってるのもYoutubeで見たことがあるが個性がはっきりしているピンクルのほうが盛り上がっていく感が強い。これまで聞いたカバーに関して個人的にはオリジナルのピンクルの勝ちである。

これのファーストアルバムではまった僕はその後ブックマークして置いたいくつかの海外通販サイトでピンクルの新譜が出ていないかチェックするようになり、アルバムCDやら結局問題なかったがリージョンコードを気にしつつDVDをかったりした。液晶のディスプレイで韓国ガールズグループのライブビデオが見られる時代が来るとは。カセットテープにテレビ番組を録音していた世代からすると夢のようだった。

youtubeを漁るとピンクルのカバーが出てきたことは少し書いたが、ピンクルもカバーアルバムを出している。2001年に出たMelodies & Memoriesがそれで最初はオリジナルのほうがいいのになと思っていたのにこれもお気に入りのアルバムになった。特に3曲目の당신은 모르실꺼야はオリジナルを聞くとゆったりとした曲なのにとてもおしゃれに力強さがミックスされていい感じだし、9曲目の시간속의 향기はカンスジの曲で思い入れがある分ピンクルの勝ちとはいかないもののうまく時代に乗ったアレンジしているなという感じである。

その後時代が進み、やがてピンクルの新しいアルバムの情報は聞こえなくなり、ハングルがわからないので韓国芸能界も情報などわからず。ごくたまに日本のファンが日本語で書いている情報を目にするくらいになった。そしてスマホに入っている曲を思い出したように聴くだけだったのが、去年2019年にピンクルが再結集したという情報が入ってきた。youtubeで検索してみるとその時の映像がいとも簡単に見つかった。すごい時代になったもんだ。で、結構長い時間見入ってしまったのだが、ピンクルに出会ってよかったなと。前のほうで19人の影響を受けた歌手を挙げたが、流行りの歌しか聴いてないなと思いつつ流行りの曲だからこそ時代時代の思い出とともにあるのかなと思う。いまピンクルを聴きながらこれをかいているが、韓国語は相変わらずわからない。

最後になったがピンクルは全員好きだが一番好きなのは気の強そうなお姉さんタイプのヒョリちゃんである。



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