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台湾旅行5日間 高雄、知本二人旅2004/02 ブログトップ
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台湾旅行5日間 高雄、知本二人旅(23)おわり [台湾旅行5日間 高雄、知本二人旅2004/02]

台湾旅行5日間 高雄、知本二人旅(23)おわり

2004年2月15日(日)その1

高雄小港空港を朝9時の日本アジア航空に乗るため、6時に起床する。台湾時間の6時と言えば、日本時間の7時。平日ならいつも起きる時間だが、ここ数日だらけた生活をしていたのでかなりつらい。今日は日曜日だし。それでも、ちゃんと起き出して、シャワーを浴び、荷物を整理する。メインの鞄が一杯になってしまったので、機内持ち込みようの鞄にもお土産を詰める。さらにお茶の入った紙袋がある。これにも小物を幾つか詰める。数日間の旅行でこれほどの荷物になったのは初めてで、今までは肩から提げられる鞄しか持っていなかったが、これくらい荷物があるならキャスター付きの鞄もひとつ欲しいかなと思った。テーブルの上にはバナナが一房、鞄には入りきらずに残っている。友人に入らないからもって帰れ、と言うが、バナナは嫌いな人なので断られる。台湾人のくせに台湾バナナが嫌いなのか?と言っても、「うん、そう」で終わる。けどさすがに一房はむりだ。鞄に入れられたとしても、日本入国時に税関で何か言われるに決まっている。「一房は勘弁してくれ」と言うと、「じゃあ、2本、やっぱり3本」飛行機で食べろと、鞄に押し込まれる。バナナは嫌いじゃないが、昨日食べ過ぎている上に、早起きしたので食欲がない。どうしようかと思うが、取りあえず持っていくことにする。

7時前にチェックアウトをすませ、荷物をフロントで預かって貰って、通りの向かいにある同系列のホテルまで朝食を食べに行く。それなりに美味しそうなメニューが並んでいたが、食欲がないので、お粥に、おかず少々、それにジュースで軽めの朝食にしておく。友人はと言えば、いつもと変わらず食欲旺盛だ。次に会うときの体重が心配になる。あまりゆっくりもしていられない、食べたりなくて名残惜しそうにしている友人に、もう行こうと言う。ホテルの駐車場出口に荷物を運んで貰い、友人が地下駐車場から出てくるのを待つが、なかなか出てこない。運転に不安がある、特に坂道発進をさせると一緒に乗ってたくない友人なので心配になるが。しばらくして出てきた友人は、「何もない」と不思議そうにしていた。

中正路から高速道路に乗り、五甲インターで東西向快速道路に入る。こんな道は見たことがないので聞くと、最近出来たばかりだという。高架を下りると、空港のターミナルとは反対側出てきたようで、しばらくは空港を回り込むようにそんなに広くない道を走る。道に迷いはしないかとふと不安になるが、それを察したかのように、友人が空港方面への案内標識を指さしつつ「わかりやすい」と言う。何度か通ったことはあるし、市街から空港ターミナルに直接向かう中山路を行くと渋滞に巻き込まれるかもしれないので、こちらの道を選んだと言うことだった。ただ、今日は日曜日、早朝ならあまり混んでいないような気もしたが。空港ヘは8時に着く。国際線出発ロビー前でおろして貰い、友人は駐車場へ向かう。チェックインカウンターにはまだ行列が続いていた。3人掛けの真ん中の席とかだと嫌だな、と思っていたが。高雄-台北は通路側、台北-関西は窓側の席になった。搭乗券を受け取るともう、そろそろ搭乗が始まる時刻になっていた。友人とはまたの再会を誓って出国審査場へ進む。帰りの道はほっとしたような、寂しいような不思議な気持ちになる。飛行機のドライさが幾分それを和らげているような気もするが。友人に持たされた台湾バナナは、台北、桃園空港の待合室で2本、台北からの飛行機で1本、全て食べ終えた。

おわり

台湾旅行5日間 高雄、知本二人旅(22) [台湾旅行5日間 高雄、知本二人旅2004/02]

台湾旅行5日間 高雄、知本二人旅(22)

2004年2月14日(土)その4

時刻は夕方の5時過ぎ、今度は友人の家から電話がかかる。「夕食に行く準備が出来てるから、何時に戻る?」とのこと。大変ありがたいことだが、お腹が一杯のうえ、ビールで頭が少しボーとしている。ちょっとつらい。おばさんの家がある台南から友人の実家の高雄まで約1時間。車内で水を飲みつつ身体を休める。友人の実家に着きお土産渡す。日本らしくて、ベジタリアンでも大丈夫で、気にいってもらえるもの。結構悩むが、海苔と播州素麺揖保の糸、それに和菓子を渡す。お返しにお茶をあれこれもらうが、箱に入っているし、結構かさばる。「箱は要らない」とこっそり友人にいったが、そのままもって帰れ、と無理矢理鞄に詰め込まれる。大きめの鞄を用意したつもりがパンパンになってしまった。

友人の家族も全員そろって食事へとでかける。お腹は少し空いてきたような気もする。僕らがここまで乗ってきた車を友人の下の弟が運転し、僕と友人、それに友人の両親が乗り込む。ちょっと緊張する。上の弟は別に自分の車で来るらしい。出発してすぐ楠梓インターから高速国道1号線に乗る。弟の運転の方が安定感があるなと思いつつ次の鼎金インターの手前まで来ると前方が渋滞している。というより停まっている。今日は土曜日、それにバレンタインデーだ。高雄の市街地にへ向かう道はどこも車で一杯だろう。それを見た下の弟は鼎金インターで高速を下りた。下道の方が速いという判断だろう。省道1号線に入るとこちらも渋滞しているもののそれなりに進む。九如路の手前で右折し、次に左折、青島街に目的の店の駐車場が有った。上海素食館と言うのがその店の名前らしい。駐車場に着くと、友人の上の弟はもう着いていた。車種は分からないが二ドアのスポーツタイプの車。聞いてみると、この食事会の後ガールフレンドと遊びに行くそうで、バレンタインデーに食事会を開いて貰ったのは彼にとっては迷惑だったかもしれない。車を下りてゲートの所まで来ると、駐車場の係りのおっちゃんと友人の両親は知り合いらしく、激しく会話を始めた。なかなか情熱的に出会いを喜んでいるようだが、まずは食事。店の入り口は九如二路に面して、隣は同じ系列の火鍋店になっていた。店の中にはいるとほぼ満席、予約してあったのか僕らの席はすぐ用意された。

友人の両親に勧められるまま座る。メニューを見るかと言われるが、全てお任せすることにした。友人の両親はお酒を飲まないみたいなのでちょっとほっとする。お茶をもらうと熱いお茶の他に冷たいお茶も出たので、砂糖入りかなと思ったがこれは日本人には砂糖の入ってないのを、と配慮してもらえた。メニューの方は普通の上海料理店と変わりない。酢豚に鉄板豆腐、肉炒め、スープなどなど、どんどん料理が運ばれてくる。どれも肉や魚は一切使っていない素食だ。味の方も文句なし。お腹がいまいち空き切れていないのがもったいない。「手巻」と言うのも出てくる。日本の手巻き寿司のようだが、酢飯じゃないようだったし、中身はもちろん魚なんか使っていない。でも、こんな所でも日本の料理が出てくるのがちょっと可笑しい。ただ、それが日本料理と認識されていたかどうかは疑問だったが。酢豚も美味しい。友人によると中華風揚げパンとも言われる油条を使っているらしいが、よく分からなかった。それよりソースが美味しい。日本で良くあるどろっとした茶色い酢豚ソースではなくオレンジ色のさらっとした感じのソースで、これだけでもご飯が進みそうだ。友人にこのソースだけでご飯食べたいね、と聞いてみると「それ大好き」と同意してくれた。日本では福岡市早良区の餃子屋さんで同じようなオレンジ色のソースの酢豚を食べたことがあるが、僕の家からは福岡もちょっと遠い。

友人の弟たちはご飯をお代わりしているが、僕らはさすがにそんなに食べられない。お腹が一杯じゃなかったら彼らと競うように食べてたかも、もったいないなと思いつつ、テーブルの料理を弟たちに勧める。おいしいおいしいと言いつつ食事終了。上の弟は早速彼女の所に出かけ、残った5人は一旦友人の家に戻る。少し話をして、今度は友人がいつも乗っているフォルクスワーゲンの小さなマニュアル車で高雄市内のホテルに向かう。友人のお母さんは家に泊まればといってくれたが、翌日飛行機が朝早いので市内に泊まると言って辞退する。なにかと気を遣うことにもなるし。話をしているとき台湾バナナはフィリピン産に比べて日本では結構高い、と言う話が出た。ならば、とバナナを一房持たせくれる。明日の朝には日本に帰らないといけないし、とても食べきれないと言うが、余れば日本までもって帰れと言う。税関を通らないと言ったのだが。高雄市内のホテルに着いた時には午後10時になってしまった。本来なら夕方頃のもっと早い時間にチェックインし、その後で食事会の予定だったこともあり、この日に朝に電話で割と好いホテルを予約していた。部屋に入ると、台湾バナナがウェルカムフルーツとして待ちかまえていた。

上海素食餐廳

台湾旅行5日間 高雄、知本二人旅(21) [台湾旅行5日間 高雄、知本二人旅2004/02]

台湾旅行5日間 高雄、知本二人旅(21)

2004年2月14日(土)その3

こんにちは、といいつつ、おばさんの家に入っていく。まず、おばさんのおかあさん=友人のおかあさんのおかあさん=友人のおばあさんに挨拶してほしいと言われて2階へ上がる。集合住宅なのに2階があるのも日本とはちょっと違う。挨拶をすませ、1階に下りていくと待ちかねたように食事が始まった。昼ご飯を3時過ぎまで待たせてしまったのだから、まったく持って申し訳ない。素食のメニューがテーブルいっぱいに広げられている。こんにゃくの刺身や素蚵仔煎、その他10数種類は有っただろうか。それを10人ほどで囲む。友人によると久しく有っていない親戚も来ていたようで、日本からの客は予想以上に珍しがられていたようだ。食事と共にビールを勧められる。僕は酒をまったく飲めないわけではないが苦手な方で、いつもビールをコップ1杯位しか飲まない。この後友人の家にも行かないといけないので、初めは断っていたが、どうにも断り切れなくなって、少し飲む。するとまた勧められる。友人にこのままではこの後がまずい、と言ってなんとかもうこのへんで、と言って貰った。

ここでもテレビは3月の総統(大統領)選挙に向けた討論会の模様をやっている。先ほどの漢方薬店でも同じ討論会がテレビで流れていた。やはり関心は高いようだ。親戚の人達の中には、日本に行ったことのある人もいて、何度か不意に自分の日本語はどうかと聞かれる。正直に、よく分かりますよと答えるが、台湾語の洪水の中、ボーとしているときに、急に聞かれても即答できず、本当かなという感じをもたれたような気もする。大人達が食事をしている間、子供達は子供達同士遊んでいる。子供達の昼ご飯は、さすがに待ちきれず、もう食べてしまったのだろうか。そのうち一人の子供がやってきて、テレビの総統選挙討論会はドラえもんに換わった。子供の方を見ると、迷惑そうに、大きな声でしゃべる大人達を睨んでいた。

もうお腹いっぱいで、この後がまずいと思い始めた頃、おばさんの旦那さんが香腸を冷蔵庫から取り出して、おばさんに炒める様に言う。香辛料が効いていて、ちょっと甘い台湾ソーセージ。これも素食かなと思ったが、本物の肉のようで、ここの旦那さんは時には肉も食べるようだ。ここまでの料理も美味しくてついつい食べ過ぎてしまった。もうこれ以上食べるのは止めておこうと思っていたのだが、自家製で自慢の一品と言うことで食べないわけにはいかない。とても美味しいし。おなかが一杯でなければ、どんどん食べたいところだが。それでも無理をして少し食べる。「もうだめです」というと、「じゃあ残りはもって帰れと」言う。それも日本まで。BSEや鳥インフルエンザで騒いでいるし、肉類は持ち込めない、というが大丈夫、大丈夫と言われる。大丈夫じゃないと思うが、友人も取りあえず貰っておいてくれ、というので、「それじゃあ」と言うと、調理方法を教えてくれるという。旦那さんに着いて2階の台所に行くと、初めは作るまねだけ見せてくれるのかなと思ったが、どうも実際に作ってくれるようである。友人が旦那さんの台湾語を中国語に通訳してくれるのを聞きながら頷いていると、どうやら「6分間」がキーポイントのようである。「6分間」程度なら台湾語のままで分かる。先ほど、「知っている台湾語は?」と聞かれ、ぼけた回答をしてしまったので、こんどは、と「らっふんちん」と台湾語で復唱してみるが、旦那さんは作るのに一所懸命で気づいてくれない。友人が、「台湾語でしゃべってるよ」と言ってくれるが、無駄だったようだ。「6分間」の熱演が終わり、炒めあがった香腸に、冷蔵の香腸、香腸をたくさん貰って。おばさんの家を後にした。

台湾旅行5日間 高雄、知本二人旅(20) [台湾旅行5日間 高雄、知本二人旅2004/02]

台湾旅行5日間 高雄、知本二人旅(20)

2004年2月14日(土)その2

菱角を半分くらい食べたところで、友人が、「弟にあげるから残しておいて」と言う。まだ、やめられないとまらない状態だったのだが、そう言われるとしょうがない。ところが、その後、やっぱりあと1つ取ってと言う友人に、皮を剥いて渡しているうちに結局全部なくなってしまった。弟に言ってやるぞ、と思ったが、冗談ぽく言うだけの語学力もないので止めておく。

新高速道路、国道3号線を北へ、台南のおばさんのうちへ向かう。燕巣インターチェンジを過ぎてしばらく行くと、ちょっと異様な風景に出会う。塩分を多く含む土壌のため草木が育たないと言う月世界だ。あっというまに通り過ぎてしまうが、もう一度ゆっくり来てみたいと思う。ただ、視界に高速道路が入るようだと興ざめなので、観光スポットがそうでないことを願う。少し勝手だなと思った。新化インターチェンジから台南市街に向かう。台湾の高速道路、国道番号はは、1号線が西部海岸沿いの南北縦貫線、2号線が台北(桃園)国際空港線、1号線とクロスしつつ並行して走る、今回新規開業した路線が3号線。4号線から10号線が1号線、3号線に接続し、東西を結ぶ路線に北から順番につけられている。ここ新化から台南に向かうのは国道8号線だ。

高速を下りると埋め立て地のような所を走る。このあたりは養殖池と、埋め立ての工業団地が混在しているようだ。しばらく行き、一軒の漢方薬店の前で停まる。そういえば友人にお母さんの知り合いの漢方薬店で減量の薬を貰ってやると言われていた。小さな店にはいると、先客がいたのでひまわりの種をつまみにお茶を飲みながら待つ。テレビでは3月に行われる総統(大統領)選挙の討論会が行われている。前のお客さんが帰って僕らの順番になる。減量の薬とは怪しいな、と思いつつ、友人と漢方薬の先生が話すのを聞いて見るが、台湾語での会話なので全然聞き取れない。と、先生が中国語に切り替えてくれて言うには、「減量の薬なんかない、食事と運動を適切にやる以外に、減量する方法はない」とのこと。怪しい薬を飲まされなかったので、ほっとするが、友人はちょっとがっかりしたようだった。ダイエット薬は手に入らなかったが、幾つか質問を受けた後、健康に減量するには胃腸の調子を整えるのも大事だと言うことで、そのための漢方薬を調合して貰う。友人に税関で怪しまれないかなとか言ってると、先生に「麻薬じゃないから大丈夫」と言われたた。

漢方薬店を出てすぐ、友人のおばさんから「何時に着くの」と電話がかかってきた。お昼ご飯に行くと言っておきながら、もう3時。料理を用意してくれているはずだしちょっと申し訳なく思う。それから10分ほど走った団地の一角に車を停めるとおばさんの家はすぐ目の前だった。日本の団地と違い、1階の大きなドアを開けるとそこが居間になっていて、開放的にみんなが集まれるようになっていた。

台湾旅行5日間 高雄、知本二人旅(19) [台湾旅行5日間 高雄、知本二人旅2004/02]

台湾旅行5日間 高雄、知本二人旅(19)

2004年2月14日(土)その1

朝、部屋の温泉につかった後、昨日と同じく哪路湾餐廳でブッフェ形式の朝食。ちょうど清粥が切れていたのでピータン入りのお粥を食べてみたが、やっぱり何も入っていないところにトッピングをするのが美味しい。2杯目は清粥にする。その次はご飯にミシマのフリカケ。お腹いっぱい食べた後、部屋で少し休憩し、10時半過ぎにチェックアウト。荷物を車に入れた後、写真を撮ろうと言うことになり、ホテルの中を1周しつつお互いに写真を取り合う。玄関前でホテルの係員に写真を撮って欲しいと頼むと愛想良く応じてくれる。チップは渡さなかったが。

11時前、ホテルをでて高雄に向かう。今日も天気はいい。台湾に来る前の週、日本と同じく台湾でも気温の低い日が続き雨も良く降っていたようだったので心配していたが、天気に関しては恵まれていたようである。海沿いの道を南下していると、突然友人が車を停めた。「変な音が聞こえない?」と聞いてくる。これからまた曲がりくねった峠道を行くのに心配になることを言ってくれる。どうやらCDプレーヤから聞こえる音で、走行には影響はないみたいだが、家の車なので友人は気になる様子。そう言えばある特定のCDがうまくかからないときがあったので、ひょっとしてCCCDとかいう糞メディアでないかと見てみたが、ちゃんとCDのロゴも入っているまともそうなメディアだった。ただ、台湾でも糞CCCDは増えているようなので、知らずにそう言うのをかけてしまったことがあるのかもしれない。そういうのはプレーヤ、特に精密に作られている高級機や、カーCDを壊すので、注意した方がいいと言っておく。

友人が、親戚がいるという太麻里を通るとき、このあたりの人は語尾に「だら」を良くつけると言った。僕の両親の田舎も同じように語尾に「だら」をつける。母親の育った温泉町を舞台にし、吉永小百合が主演したNHKのドラマでも出演者が「だら~だら~」とよく言っていたのを思います。もっとも両親によるとあれはやり過ぎとのことだったが。妙な共通点を見つけて、何の意味もなく、ふたりで「だら」「だら」と盛り上がった。

来たときと同じ相変わらずの山道を、大型トラックに前方を阻まれつつ行く。覚悟していたせいか、緊張していたせいか、思ったより早く山道を抜け出ることが出来た。西海岸の楓港に出て、省道1号線に入るとすぐに休憩所があったのでトイレ休憩にする。隣におみやげ屋さんも有った。今日はこれから、友人の親戚と、実家による予定だし、明日は朝9時の飛行機なので、高雄に戻ってからはお土産を買う時間はないかもしれない。ここでお菓子類をいくつか買っておく。割と早かったとは言えもう13時を回っている。本来なら友人の親戚の家でお昼をいただく予定だったのだが、高速道路を使っても台南の親戚の家まで、あと1時間以上はかかりそうだ。すこしだけ何か食べようと、おみやげ屋さんのレジにパンが有ったのを見ていたが、素食の友人にはいまいちだったらしい。隣にコンビニの7-11が有るのでそっちに行こうという。車を7-11まで移動するとその隣にとうもろこし屋があった。にっと笑って「とうもろこしにする?パンにする?」と聞いてくるので「とうもろこし」というと嬉しそうに買いに行った。おばさんの家で食べないといけないから少しだけ、と言いつつ大きめのを3本買ってきたので、1本半ずつ食べる。

しばらく走って、枋山あたりで南回り鉄道が寄り添ってくる。と友人がまた車を停める。今度は菱角のようだ。いつもこんなに食べるのかと聞くと、「そんなことはない」と言う。けど、前に会ったときより確実に大きくなっている。残念ながらここの菱角売りは休憩中のようでしばらく待っても誰も戻ってこない。しょうがないので発車するが、次の菱角売りはすぐに見つかった。エルキュール・ポワロのひげの様な菱角も友人の「いちばんだいすき」な食べ物らしい。ゆでた後食べやすいよう真っ黒な皮に切れ目を入れて、袋に入って売っている。中身は色も味も淡泊な栗といった感じで、いくらでも食べられる、やめられないとまらない系の食べ物だ。その後も道ばたのに幾つかの菱角うりが出ていたが、いずれも小学生か中学生くらいの女の子。去年、この友人と台湾で遊んだときも菱角を買っていたがやっぱり小さな女の子が売っていた。彼女らの小遣い稼ぎなのか、それとも家計を助けているのだろうか。
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