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台湾旅行5日間 高雄、知本二人旅(22) [台湾旅行5日間 高雄、知本二人旅2004/02]

台湾旅行5日間 高雄、知本二人旅(22)

2004年2月14日(土)その4

時刻は夕方の5時過ぎ、今度は友人の家から電話がかかる。「夕食に行く準備が出来てるから、何時に戻る?」とのこと。大変ありがたいことだが、お腹が一杯のうえ、ビールで頭が少しボーとしている。ちょっとつらい。おばさんの家がある台南から友人の実家の高雄まで約1時間。車内で水を飲みつつ身体を休める。友人の実家に着きお土産渡す。日本らしくて、ベジタリアンでも大丈夫で、気にいってもらえるもの。結構悩むが、海苔と播州素麺揖保の糸、それに和菓子を渡す。お返しにお茶をあれこれもらうが、箱に入っているし、結構かさばる。「箱は要らない」とこっそり友人にいったが、そのままもって帰れ、と無理矢理鞄に詰め込まれる。大きめの鞄を用意したつもりがパンパンになってしまった。

友人の家族も全員そろって食事へとでかける。お腹は少し空いてきたような気もする。僕らがここまで乗ってきた車を友人の下の弟が運転し、僕と友人、それに友人の両親が乗り込む。ちょっと緊張する。上の弟は別に自分の車で来るらしい。出発してすぐ楠梓インターから高速国道1号線に乗る。弟の運転の方が安定感があるなと思いつつ次の鼎金インターの手前まで来ると前方が渋滞している。というより停まっている。今日は土曜日、それにバレンタインデーだ。高雄の市街地にへ向かう道はどこも車で一杯だろう。それを見た下の弟は鼎金インターで高速を下りた。下道の方が速いという判断だろう。省道1号線に入るとこちらも渋滞しているもののそれなりに進む。九如路の手前で右折し、次に左折、青島街に目的の店の駐車場が有った。上海素食館と言うのがその店の名前らしい。駐車場に着くと、友人の上の弟はもう着いていた。車種は分からないが二ドアのスポーツタイプの車。聞いてみると、この食事会の後ガールフレンドと遊びに行くそうで、バレンタインデーに食事会を開いて貰ったのは彼にとっては迷惑だったかもしれない。車を下りてゲートの所まで来ると、駐車場の係りのおっちゃんと友人の両親は知り合いらしく、激しく会話を始めた。なかなか情熱的に出会いを喜んでいるようだが、まずは食事。店の入り口は九如二路に面して、隣は同じ系列の火鍋店になっていた。店の中にはいるとほぼ満席、予約してあったのか僕らの席はすぐ用意された。

友人の両親に勧められるまま座る。メニューを見るかと言われるが、全てお任せすることにした。友人の両親はお酒を飲まないみたいなのでちょっとほっとする。お茶をもらうと熱いお茶の他に冷たいお茶も出たので、砂糖入りかなと思ったがこれは日本人には砂糖の入ってないのを、と配慮してもらえた。メニューの方は普通の上海料理店と変わりない。酢豚に鉄板豆腐、肉炒め、スープなどなど、どんどん料理が運ばれてくる。どれも肉や魚は一切使っていない素食だ。味の方も文句なし。お腹がいまいち空き切れていないのがもったいない。「手巻」と言うのも出てくる。日本の手巻き寿司のようだが、酢飯じゃないようだったし、中身はもちろん魚なんか使っていない。でも、こんな所でも日本の料理が出てくるのがちょっと可笑しい。ただ、それが日本料理と認識されていたかどうかは疑問だったが。酢豚も美味しい。友人によると中華風揚げパンとも言われる油条を使っているらしいが、よく分からなかった。それよりソースが美味しい。日本で良くあるどろっとした茶色い酢豚ソースではなくオレンジ色のさらっとした感じのソースで、これだけでもご飯が進みそうだ。友人にこのソースだけでご飯食べたいね、と聞いてみると「それ大好き」と同意してくれた。日本では福岡市早良区の餃子屋さんで同じようなオレンジ色のソースの酢豚を食べたことがあるが、僕の家からは福岡もちょっと遠い。

友人の弟たちはご飯をお代わりしているが、僕らはさすがにそんなに食べられない。お腹が一杯じゃなかったら彼らと競うように食べてたかも、もったいないなと思いつつ、テーブルの料理を弟たちに勧める。おいしいおいしいと言いつつ食事終了。上の弟は早速彼女の所に出かけ、残った5人は一旦友人の家に戻る。少し話をして、今度は友人がいつも乗っているフォルクスワーゲンの小さなマニュアル車で高雄市内のホテルに向かう。友人のお母さんは家に泊まればといってくれたが、翌日飛行機が朝早いので市内に泊まると言って辞退する。なにかと気を遣うことにもなるし。話をしているとき台湾バナナはフィリピン産に比べて日本では結構高い、と言う話が出た。ならば、とバナナを一房持たせくれる。明日の朝には日本に帰らないといけないし、とても食べきれないと言うが、余れば日本までもって帰れと言う。税関を通らないと言ったのだが。高雄市内のホテルに着いた時には午後10時になってしまった。本来なら夕方頃のもっと早い時間にチェックインし、その後で食事会の予定だったこともあり、この日に朝に電話で割と好いホテルを予約していた。部屋に入ると、台湾バナナがウェルカムフルーツとして待ちかまえていた。

上海素食餐廳
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