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台湾旅行5日間 高雄、知本二人旅(21) [台湾旅行5日間 高雄、知本二人旅2004/02]

台湾旅行5日間 高雄、知本二人旅(21)

2004年2月14日(土)その3

こんにちは、といいつつ、おばさんの家に入っていく。まず、おばさんのおかあさん=友人のおかあさんのおかあさん=友人のおばあさんに挨拶してほしいと言われて2階へ上がる。集合住宅なのに2階があるのも日本とはちょっと違う。挨拶をすませ、1階に下りていくと待ちかねたように食事が始まった。昼ご飯を3時過ぎまで待たせてしまったのだから、まったく持って申し訳ない。素食のメニューがテーブルいっぱいに広げられている。こんにゃくの刺身や素蚵仔煎、その他10数種類は有っただろうか。それを10人ほどで囲む。友人によると久しく有っていない親戚も来ていたようで、日本からの客は予想以上に珍しがられていたようだ。食事と共にビールを勧められる。僕は酒をまったく飲めないわけではないが苦手な方で、いつもビールをコップ1杯位しか飲まない。この後友人の家にも行かないといけないので、初めは断っていたが、どうにも断り切れなくなって、少し飲む。するとまた勧められる。友人にこのままではこの後がまずい、と言ってなんとかもうこのへんで、と言って貰った。

ここでもテレビは3月の総統(大統領)選挙に向けた討論会の模様をやっている。先ほどの漢方薬店でも同じ討論会がテレビで流れていた。やはり関心は高いようだ。親戚の人達の中には、日本に行ったことのある人もいて、何度か不意に自分の日本語はどうかと聞かれる。正直に、よく分かりますよと答えるが、台湾語の洪水の中、ボーとしているときに、急に聞かれても即答できず、本当かなという感じをもたれたような気もする。大人達が食事をしている間、子供達は子供達同士遊んでいる。子供達の昼ご飯は、さすがに待ちきれず、もう食べてしまったのだろうか。そのうち一人の子供がやってきて、テレビの総統選挙討論会はドラえもんに換わった。子供の方を見ると、迷惑そうに、大きな声でしゃべる大人達を睨んでいた。

もうお腹いっぱいで、この後がまずいと思い始めた頃、おばさんの旦那さんが香腸を冷蔵庫から取り出して、おばさんに炒める様に言う。香辛料が効いていて、ちょっと甘い台湾ソーセージ。これも素食かなと思ったが、本物の肉のようで、ここの旦那さんは時には肉も食べるようだ。ここまでの料理も美味しくてついつい食べ過ぎてしまった。もうこれ以上食べるのは止めておこうと思っていたのだが、自家製で自慢の一品と言うことで食べないわけにはいかない。とても美味しいし。おなかが一杯でなければ、どんどん食べたいところだが。それでも無理をして少し食べる。「もうだめです」というと、「じゃあ残りはもって帰れと」言う。それも日本まで。BSEや鳥インフルエンザで騒いでいるし、肉類は持ち込めない、というが大丈夫、大丈夫と言われる。大丈夫じゃないと思うが、友人も取りあえず貰っておいてくれ、というので、「それじゃあ」と言うと、調理方法を教えてくれるという。旦那さんに着いて2階の台所に行くと、初めは作るまねだけ見せてくれるのかなと思ったが、どうも実際に作ってくれるようである。友人が旦那さんの台湾語を中国語に通訳してくれるのを聞きながら頷いていると、どうやら「6分間」がキーポイントのようである。「6分間」程度なら台湾語のままで分かる。先ほど、「知っている台湾語は?」と聞かれ、ぼけた回答をしてしまったので、こんどは、と「らっふんちん」と台湾語で復唱してみるが、旦那さんは作るのに一所懸命で気づいてくれない。友人が、「台湾語でしゃべってるよ」と言ってくれるが、無駄だったようだ。「6分間」の熱演が終わり、炒めあがった香腸に、冷蔵の香腸、香腸をたくさん貰って。おばさんの家を後にした。
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