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普通自動二輪 卒業検定 [普通自動二輪 卒業検定]

10月5日に申し込みをしてから約2ヵ月、思ったより早く卒業検定となった。いろいろあったが久しぶりに学校に行くということ、それにバイクに乗ることがやっぱり楽しかったように思う。当日は11:50分開始だったので朝霧11:13のバスに乗れば間に合うのだが、やはり少し余裕を持ちたかったので1本早い10:13のバスで教習所へ向かう。ロビーからバイクの教習を眺めつつイメージトレーニング。あまり緊張はしていない。試験と言うものは何度か経験しているが本番で緊張したため実力を発揮できなかった記憶はない。実力そのものが不足で落ちたことはあるが。当初の散々な状況を思うと不安の方が大きいかなと言う気がしていたのだが、いざ本番となるとそうでもない。見極めを通っていると言うことは合格するだけの技量はあるということだし、大枚3万円を払った安心プランの元はまだ取っていない。実力不足なら何度か落ちて練習をしたほうがいいかと言う気にもなっていた。
暫く教習を見た後、待ち時間の間に大型の申し込みをしておこうと思った。窓口でその旨伝えて申込書に記入する。最初に申し込んだとき、妻が大型を申し込んだとき、そして今回、すべて担当は同じ人だった。単なる偶然なのだが、何か縁のようなものを感じないでもない。書類に記入して、写真を撮ってもらって、適性検査は普通の時のが有効なので必要なし。後は入金すれば大型自動二輪の教習開始。いやその前に普通の免許を取る必要がある。ますます今日合格するしかない。そういう気になってきた。
検定開始の10分前にプレハブの二輪待合室へ集合。今回の受験者は全部で9名。4人と5人のグループに分けられ自分は5人のグループの5番目。要するに一番最後。早い順番の方がよかったが、まあ、見極めにいつ通るか分からなかったので申し込んだのも遅かったし、しょうがない。
卒業検定のコースは2コースあって各グループ代表のくじ引きで決める。僕らのグループは2コースになった。踏切を渡った後の左折が2コースの方がしやすいのでよかった。まあ、1コースの方が踏切に入りやすいのでそっちになっててもよかったと思っていただろうが。他の人の走行中、結構寒かったので待合室の中で見学する。始まったかと思ったらいきなり帰ってくる人が、一本橋で落ちたよう。続いてスラロームでパイロン接触の人も戻ってくる。意外に落ちるものだなあと思う、自分は通る気満々なのだが、寒いせいか、ひょっとして緊張しているのかトイレに行きたくなってくる。我慢しながらテストを受けるのも嫌なのでプロテクターを着けたまま本館のトイレへ。
自分以外全員走行終了したようで、いよいよ自分の番。バイクも自分が乗る6号車だけが発着点に置かれていて他のバイクは仕舞われていた。
始めてください、との検定員の声で軽く深呼吸をしてバイクへ。安全確認の上、前輪ブレーキを握り跨る。初めてのときブレーキを握らずにこかしたなあ。キーON、そして、あれなんやったっけ。順番があやふや。ローにする前にセルスイッチを押してエンジンかけるのか、エンジンをかける前にローにするのか少し迷う。緊張のせいと言うより今まで意識せずいい加減にやってたんやろなあ、今更ながら反省する。クラッチをゆっくりつないで発進、したところでふらつく。あかんやん、余裕がなくなっているのは確からしい、どこかで失敗したときにうまくリカバーできるかどうか。とりあえずバイクコース一周の練習走行が出来る。あまり乗ったことのない6号車なのでクラッチのつながり具合、アクセルの感じなどを確かめながら走る。短い一周が終わっていよいよ検定走行。
まずはS字走行、ここは入るときの速度さえ気をつければ2速アイドリングでいける。出口のウインカーや安全確認も問題なし。出口では苦手な小回りの左折が続くが、そんなに膨らむことはなかった、はず。続けて一番心配だったクランク。今更暴走することはないと思うが。低速でのふらつきよりもやっぱりスピードが出すぎるほうが怖い。進入前に一速に落としてゆっくり回る、OK。スラロームはへなちょこ周りで時間ぎりぎりか。一本橋も落ちないように、一速アイドリングでトラクションを切らさないように走る。7秒ならこれで十分だろう。バイクコースでの課題はすべて終えてあとは四輪混在コースでの走行。幸運なことに今は休憩時間らしい。バイクの検定も最後の一台、今この教習所で走っているのは自分だけだ。邪魔者なしで自分のペースで走れるのはよかった。最も後ろには背後霊のように検定員の四輪車が追走してくるのだが。そう言えば教習を始めたころバイクのすぐ後ろを四輪が走っているのを見て危ないやつやなあ、何かトラブルでもあったんか、と思っていたがをそれが検定中のバイクと検定員で、いま自分がその立場になっている。
他車はいないはずだが、当然安全確認、混在コース北側の外周に入る。急制動の練習もかねて40km/hまで出して、カーブ直前で2速に落とす。小さく左折2回で急制動コースの出発点だが、ここで少し膨らんででしまったような気がする。気にしてもしょうがないので、右ウインカーを出し加速開始、2速にシフトアップしさらに加速40km/h手前で3速にし40km/h少し超えたところをキープ。速度を順調に作れれば成功したも同然、余裕をこいたブレーキが少しゆるくなった気がした。停止後検定員を振り返るがOKサイン。前輪を見るとぎりぎり、11m線の手前で止まれていた。ここまで来れば後は独占している教習所のコースを走るだけ。気分よく加速しいって、踏切、信号のある交差点、赤なので停止。対向車はないので交差点の中で停止することはないが、中央辺りを通るよう注意して右折、左折、障害物も無事越えて西側外周も気持ちよくスピードを出しカーブで減速、左折、左折で先ほどの信号のある交差点に来たときにちょっとしたトラップ発動。前方信号が赤の点滅になっていた。この教習所で赤点滅を見るのは初めてである、そうか、この時間は点滅信号になるんや。一瞬戸惑ったがすぐ一時停止、安全確認後発進。検定の注意のときも点滅信号があるようなことは聞いていなかったが、まあ、無難にこなせたので法規走行がちゃんと出来ている心象はよくなったかなと思う。坂道発進もエンスト注意で少しふかし気味で発進、又先ほどとは対抗側から赤点滅信号の交差点へ。ここを抜けると後は外周コースを半周してバイクコースに戻るだけ。最後やー、メリハリメリハリ。40km/h指定も前にゆっくり教習の四輪がいないので問題なく出せる。慎重に減速した後バイクコースへ進入時の安全確認もOK、発着点で停止する。最後にバイクを倒さないよう気をつけながら下りる。よし、と思ったが何かおかしい。わちゃー、まだエンジンが掛かってる。最後に大失敗。発進時のふらつきに降車時のエンジン切り忘れ。この辺りの手順にいかに気を配らずに教習していたかの証明だ。反省すべき。再びバイクに跨って降車手順をやり直す。
今度はきっちりエンジンも止めて、ようやく終了。検定員の方を見ると、「バイク仕舞ってー、ここは検定にはいらへんからー」と。バイクを車庫前まで持っていった後検定員の講評を聞く。やっぱり左折時に少し膨らむことを指摘されるが、後は特になし。発進時のふらつきと降車時のエンジン切り忘れがどれだけ減点されるかだが、「じゃあ、待っといて」教習手帳は返してもらわなかった。今まで検定中止になった人は即教習を手帳を返してもらって補習の予約を取るように言われていたようだ、それなら自分は合格?最後の失敗が響いてやっぱり失格と言う可能性が少し頭を離れず待っている間心配だったが、約1時間待って放送で呼出され指定された教室へ行くと、教室の机の上にクリアファイルに教習手帳と書類が入っておいてある。自分の所だけぽつんと教習手帳が置いてあったらいやだと見渡すが、全員クリアファイルがある、結局残っていた人は全員合格だった。合格率は7割位。
これで、免許試験場に行けば自動二輪の免許が取得できる。年末までに取れればいいかなと思っていたが、11月中には取れそうだ。はるかに時間があった四輪の時には8ヶ月目にようやく卒業したことを思うと、熱心に通ってきたなと思う。さあ、次は大型だ。


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