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台湾旅行5日間 高雄、知本二人旅2004/02 ブログトップ
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台湾旅行5日間 高雄、知本二人旅(18) [台湾旅行5日間 高雄、知本二人旅2004/02]

台湾旅行5日間 高雄、知本二人旅(18)

2004年2月13日(金)その10

星月風呂の受付前で待っていると、友人がしょうが湯の紙コップを2つもって戻ってきた。まさか、また飲まされるのかと思ったが、2つとも自分で飲むという。よっぽど気にいったようだ。友人がしょうが湯を1つ飲み終わった時点で、もう一つの紙コップを持って部屋に戻ることにする。ここ知本老爺の風呂で入っていないのはは2階にある室内の心采風呂だけになった。ここは夜遅く行ってみようと言うことになるが、まだ8時前。少し話をしていたが、運動したこともあって4時の食事だけでは、ちょっとお腹が空いてきた。それで、下のレストランでも見に行こうと言うことになる。泳いで、というかお湯と戯れて、さすがにこれから車を運転して台東の街まで行く気にはならなかったようだ。僕も同じく外へ出て行く気にはならなかったので、少々高くつくが、ホテルでの食事に同意する。まずメインレストランの哪路湾餐廳へ、ここでは韓国フェアをやっているようで、美味しそうだが、ブッフェ形式で、一人1000NT$を越える値段はちょっとつらい。結局、船長レストランでのモンゴリアン焼肉ブッフェにする。ひとり550NT$と安くはないが、高すぎることもない。もちろん友人は肉は食べられないので、ブッフェの料理の替わりに素食を3品とご飯スープの付いた定食を出してくれるという。友人もサラダと飲み物はブッフェで取り放題らしい。

モンゴリアン焼肉はボウルに数種類の肉、もやしなどの野菜、それに調味料を好みで入れて、大きな鉄板で焼いて貰う台湾では人気の料理だ。火力も強いのであっという間に焼き上がる。炒飯、サラダ等をとって席に着く。僕はどんどん食べているが友人の素食料理はなかなか来ない。飲み物を片手にサラダを寂しそうに食べているが、肉を勧めるわけにもいかない。もっとゆっくり食べろと言われたが、それも限度がある。僕が食べ終わって紅茶を飲んでいる時、レストランの中に音が鳴り響いた。何かと思って見てみると、原住民ショーの宣伝だった。昨日見たショーにも出ていた少年達がレストランを1周して、出て行った頃ようやく友人の料理が来た。モンゴリアン焼肉食べ放題の替わりと言うことで、思ったより量が多い。いい加減お腹いっぱいだった僕も協力してなんとか全部食べ終える。帰り際、擔仔麺のセルフサービスコーナーがあったのを見つけたが、さすがにもう入らなかった。イチゴ大好きな友人に店頭にあったイチゴケーキでも買うかといってみるが、こちらも、もう要らないといった。

部屋に戻ると原住民のショーが始まる音が聞こえてきた。昨日と同じかなと聞かれたので、「たぶん」と答えると、「だから抽選券も1枚しかくれなかったんだ」と友人が答える。抽選券がないと行かないのか、と思ったが。僕も部屋で休憩する方を選んだ。テレビを見ながらボーとしていると。友人が何か静かだ。ベッドの上を見ると寝てしまっている。さすがに疲れた様だ。電気を暗くして、テレビの音を小さくする。11時前,友人が目を覚ましたので心采風呂に行くか聞いたが、「ねむい」と一言、僕も寝ることにした

台湾旅行5日間 高雄、知本二人旅(17) [台湾旅行5日間 高雄、知本二人旅2004/02]

台湾旅行5日間 高雄、知本二人旅(17)

2004年2月13日(金)その9

天幕風呂のプールで遊んだ後、部屋に帰って休む前に、日本式露天風呂に行ってみよう、と言うことになった。疲れているので、あまり長湯をするのも何だし5分だけ、と話をして、天幕風呂の上の方にある星月風呂へむかった。上り坂を歩いていると、ここだけ日本に戻ったような感じ。建物も、番傘に長椅子を置いた受付前の休憩所も、浴衣で和菓子が似合いそうな雰囲気だ。ここでも受付で部屋番号と名前を告げ、バスタオルを受け取る。見学はご遠慮下さいとの張り紙があるが、日本式露天風呂が珍しくて、のぞきにくるだけの人も多いのだろうか。

残念ながらここは混浴ではないので男湯と書かれた方に入る。ちょうどおっさんが一人上がろうとしているところで、他に人はいないようだった。どうやら貸し切り状態にできそう。服を脱いで、浴場に入ると屋根のある小さな湯船と、屋根のない大きな湯船がある。まずは身体を洗って下さいと書いてあるので、矢印に沿って横手に曲がるとシャワーを備えた洗い場があった。身体を洗ってまずは小さな方の湯船に入ろうとすると、冷たい。どうやら水のようだ。夏場ならともかく、この日の気温ではちょっと入る気はしない。大きい方の湯船に行くとこちらは熱い。どちらにも入らないのももったいないので、熱い方の湯にしばらく足だけ浸かって慣れた頃、全身を湯に入れる。全身に血液が巡るようなどきどきした鼓動が指先や足先からも感じられる。ちょっと泳いでみたりもする。気持ちはいいが、すぐのぼせてしまいそうなので、予定通り5分ほどで上がる。脱衣所に戻ると先程のおっさんはまだうろうろしていた。

友人は、またなんとか入浴法をやっているみたいで、冷たい方にも熱い方にも時間を計りながら順番で入っていたようだ。先に上がって受付前の休憩所で座っていると、本当に日本の温泉にいるような気がしてくる。待っている間に女湯の方にグループが2組入っていったが、いずれも日本語で話をしていた。女湯の方からいかにも日本のおばちゃんと言う感じの話し声が聞こえてくる。先ほどのおっさんはなかなか出てこない。ようやく出てきたなと思うと、受付前をうろうろ。帰ったのかなと思うとまた戻ってきたり。不審なやつだなと思い始めたころ女湯からおっさんの連れらしい女の人が出てきた。落ち着いて座って待っていたらいいのにと思ったが、おっさんにはこちらが変な奴に見えて近寄りたくなかったのかもしれない。

友人もなかなか出てこない。なんとか入浴法にこだわっているようだ。少し待って出てきた友人を見ると手に紙コップを持っている。「美味しいから飲んでみ」と差し出すので一口飲んでみると、しょうが湯。それも結構きつい。そういえば脱衣所に、飲料サーバが置いてあったが特に飲みたいとも思わなかったので試しても見なかった。いらないというと「ちょーおいしい、からだにもいい」と勧めてくる。しょうがないので、コップを受け取り、また一口飲んでから、「まずい」というが、「体にいいのだから全部飲め」といわれる。全部飲んだら自分の分がなくなるでしょう、というと、もう一度取ってくると行って、また脱衣所に入っていった。日本ではしょうが湯や冷やし飴も飲んだことはあるし、そう嫌でもないのだが、ここのはきつすぎる。どう考えても全部飲めそうもなかったので、友人が脱衣所に行っている間に、半分ほどを植木にやってしまった。

台湾旅行5日間 高雄、知本二人旅(16) [台湾旅行5日間 高雄、知本二人旅2004/02]

台湾旅行5日間 高雄、知本二人旅(16)

2004年2月13日(金)その8

北回帰線まで往復し、疲れていたので、もう少し休憩しようと言う僕に対して、友人は、だからお風呂に行こうという。せっかく高い温泉ホテルに泊まっているのだから、お風呂に入らないのはもったいないし、やっぱり一緒にお風呂へ行く。今回はお風呂と行っても台湾式の水着を着てはいる温水プールタイプ。ここ知本老爺では天幕風呂と呼ばれている。昨日入った個室風呂もここの施設だが、今日は水着着用エリアで楽しむ事にした。天幕風呂の入り口で部屋番号と名前を書いて、ロッカールームに行く。ロッカーのキーを閉めるのに10NT$必要だったので友人に貰う。天幕風呂は4つの個室以外に天幕(屋根)の下の滑り台のついたプールを数種類の浴槽が囲んでいるエリアと、コースロープを張ったプールらしいプールと子供用の浅いプールがある外のエリアに分かれている。時間は午後6時。食事に行っている人も多いのか、天幕風呂に来ている人は、駐車場の車からするとそんなに多くない。幾つか有る浴槽は順番を選べば貸し切り状態で使えそうだ。

まずジャグジーコーナーへ。友人は部屋のパンフレットで見たダイエット入浴法を覚えているのか、何分入って、休憩してとかやっている。僕はボーとしつつ泡で身体をマッサージする。気持ちいい。その後、薔薇風呂、薬草風呂、打たせ湯、ジェットマッサージコーナーなどを回りプールサイドで休憩する。つぎは外のプールで泳ぐことにする。こちらのプールは今誰もいない。広いプールが貸し切り状態だ。台湾は島国ではあるが、日本のように小学校からどこの学校にもプールがあって水泳の授業を行っているわけでもないようで、友人も泳ぐのがそんなに得意ではないらしい。とは言え、友人の勤め先はリゾートホテル。当然プールもあるし、平泳ぎならある程度は泳げる、と言う。僕も学生の頃から何とか泳げるレベルだったし、卒業後は何度か海に行ったくらいで、まともに泳いだことがない。どちらが速いか、競争してみる。10mほど進んだところで、やっぱりだめだ、と思い立って隣を見ると友人はいない。まさか沈んでいることもないだろう、と前方と少し後方ををみても見あたらない。僕はかなり強度の近視なのだが、友人の度付きゴーグルを借りているし見えないこともないはずと、さらに後ろを見tみると、プールの端から1mくらいの場所で、なにやら騒いでいる。僕の予想以上に泳げなかったようだ。友人の本来の仕事は会計なのだが、夏のシーズンには臨時の手伝いにプールに出るかも、と言っていたことがある。結局それはなくなったようだが、友人の会社の判断は正しかったようだ。

友人に近寄り、「泳ぐの止める?」と聞くと、浮き輪を借りに行くという。部屋の窓からこのプールを見ていたときには、子供以外浮き輪を使っていなかったように思うが、他に泳いでる人もいないしまあいいかと、受付に行ってみる。天幕風呂入り口のカウンタに行くと、プールの反対側に行ってくれと言われる。そこにもカウンタが有ったが無人のようだった。どうしようかと思っていると、ビート板と浮き輪がプール脇に置かれてあったので、ビート版をそれぞれ借りてプールに戻る。二人ともへなちょこな泳ぎだが、ビート板のおかげで浮いてはいられる。何往復かした後、疲れてきたし、気温も下がってきて外に出ると寒く感じるようになってきたのでそろそろ引き上げることにした。

知本老爺 天幕風呂紹介ページ
知本老爺

台湾旅行5日間 高雄、知本二人旅(15) [台湾旅行5日間 高雄、知本二人旅2004/02]

台湾旅行5日間 高雄、知本二人旅(15)

2004年2月13日(金)その7

豆乾2枚と茶葉蛋だけの昼食からようやくまともな食事にありつける。台東市内の素食屋に入ったときにはもう午後4時を回っていた。この店は注文するとき伝票にチェックして渡す方式。米のご飯が食べたいと言うと、友人が幾つか選んでチェックをつける。自分は素羊肉飯、僕にはカレー飯を食べろと言う。素羊肉飯の方が美味しそうな気がするが、同じ物を頼んでもしょうがないし、ちょっとづつ食べればいいかとOKを出す。他に鉄板焼きそば、スープを頼む。お腹が空いているせいか、普段より勢いのある頼み方になる。

まず素羊肉飯が来た。友人が食べている横から少し貰う。結構美味しい。カレー飯はカレー味の中華丼の様なもの。台湾風味のカレーかなと思っていたが、意外にもカレーの味は日本で食べるものとそう変わらなかった。鉄板焼きそば、スープも美味しくいただくが、量も多いのでお腹はもう十分満足だった。この店、味には文句はないがひとつ気になったことがあった。小学校帰りらしい男の子が店を手伝っていたのだが、お母さんが用事を言いつける口調が結構きつい。それに男の子は反発してかやる気なさそうな素振りをみせると、お母さんの口調はますます厳しくなる。僕らは、小さい頃「勉強しなさい」だの「片づけなさい」だの言われるたびにやる気をなくしたことを思い出し、男の子に同情的だった。お母さんももう少しほめるようにしてやればいいのになと思いつつ店を出た。

知本へはこれまでの省道9号線でなく省道11号線を使う。やっぱりこちらの方が近道だったようで、昨晩より随分速く宿泊先の知本老爺に戻って来れた。ホテルの入り口で警備のおっちゃんに駐車場の空きを聞く。友人は、結構礼儀正しいのか、警備室の前を通るたびに一旦停止し、おっちゃんの目を見て頭をちょこんと下げてから通り過ぎる。そのためかおっちゃんも愛想良く空いている場所を教えてくれる。今日も、お客さんはいっぱいのようだが、幸いホテルの建物に近いところに空きがあった。

台湾旅行5日間 高雄、知本二人旅(14) [台湾旅行5日間 高雄、知本二人旅2004/02]

台湾旅行5日間 高雄、知本二人旅(14)

2004年2月13日(金)その6

ここで引き返すのかと思いきや、このすぐ先5kmほど行くと北回帰線標誌が有るという。どうせここまで来たならそれを越えに行こう、とさらに北へ。道路から先ほどの観音洞を見ると女性器のようにも見える。あとでガイドブックを見るとその形から安産の神様とされているらしい。あそこで聖水を飲んだのでちょっと心配になったが、どう見てももう安産は関係ない年齢の人や、子供を産んだらまずいやろと言う子供も飲んでいたのでまあ大丈夫だろうと思い直す。

知本からすでに100kmを越えて走っている。僕はぼーっと座っているだけだからまだいいが、車を運転している友人は大変だなと思う。すぐに白い塔の、北回帰線標誌が見えてきた。駐車場に車を止めると、今出て行こうとしている車が1台だけ。また二人きりかと思っていると、出て行ったはずの車が戻ってきた。なかからカップルが下りてきて話しかけてくる。二人の写真を撮って貰いたいようで、誰もいないのでしょうがないから帰ろうとしていたところに、うまい具合に僕らが現れたと言うことらしい。二人の写真を撮ってあげて、ついでに僕らも二人の写真を撮ってもらう。彼らが行ってしまうと、他には誰もいない。道路を通る車もない。ただ、北回帰線標誌の南には水田が広がっている。お米で有名な池上は山の向こうあたりだったろうか。山と海しか見えない風景が続いていたので何か新鮮な気がする。友人も水田をバックに写真を撮ってくれと言った。

ここまで来ると花蓮までの方が近い。すぐ北には鯨ウォッチングの基地でもある石梯坪風景区があるが、さすがに遠くまで行き過ぎ。温泉も楽しまないといけないので、ここで引き返すことにする。帰りも同じ道を通るので相変わらず海と山だけの風景が続く。一度通った道だし、「帰り」の海は左手、右側通行の台湾では「行き」の方が景色が良かった。お腹が空いているけど、食事は台東に行くまで無理そうだ。幹線道路を入ったところに素食食堂があったり、夜になれば屋台の出る街も有るのかもしれないが、そこまでして探す気もしなかった。ということで、何時台東に戻るかが最大の関心事になる。

成功を過ぎ台東までの半分は戻ってきたかなと言う頃、友人が「玉米(ゆーみー)」といって車を停めた。道の反対側にとうもろこし売りの屋台が出ている。車の中で待っていると、友人がとうもろこしを4本買ってきた。小さめとは言え、よほど好きなんだなと思う。お腹が空いていたので僕も2本食べた。道路脇には釈迦頭の直売所が目立つようになってきた。友人が家へのお土産に買いたいと言うがどこがいいのか迷っている様子。僕も同じ物を売っている店が並んでいるような場合どこにするか、良く迷う。どこでも一緒のような気もするけど、どこか1つが大当たりの様な気もしてなかなか難しい、結局買うのを止めてしまうこともある。結局、ある店の前にとまるが、ここは当たりの店だという。その理由は、原住民の店だから。その土地に深く結びついた人達の店だ
からと言うことだろうか。友人の父親が台東県出身であり原住民の血を引いていることで、自分もこだわりが有るのかもしれない。

あと30km,20km、小野柳を過ぎようやく台東市街に入った。友人は「素食の店を探せ」という。道の両側に路地の奥の方まで気をつけてみる。僕は文字を見て探すしかないが、友人の方は何かそれだけではない探し方を身につけているのだろう。素食の店を見つけたのは結局友人の方だった。
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