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澎湖國家風景區 [台湾の国家公園・風景区・観光名所]

澎湖國家風景區

澎湖國家風景區は台湾本島の西に位置し64の島々からなる国家風景区です。台湾の離島の中では交通、観光施設なども比較的便利で、日本からのも観光客も多いようです。

澎湖國家風景區を象徴する景観といえば玄武岩でしょうか。公式ページのトップにも玄武岩の写真が載っています。日本で玄武岩が見られる名所と言えば兵庫県の玄武洞が一番有名でしょうか。ここも円山川の優雅な流れのそばにそそり立つ玄武岩が独特な風景を作り上げていますが、スケールの点では澎湖諸島のほうが上でしょうか。中でも桶盤嶼は四方が玄武岩の奇観で覆われています。

またこの玄武岩に多く開いている気孔が文石と呼ばれる美しい模様を持つ石の生長を育んでいます。望安島の天台山は四方に広がる草原と海の景色の美しさのほかに、文石の産地としても知られています。

澎湖諸島は海鳥の楽園でも有ります。厳しい自然が人の営みを寄せ付けず鳥達の生活を守っています。猫嶼は「海鳥自然保護留区」に指定されており、夏には燕鴎(アジサシ)の繁殖期で、1万羽を超えるアジサシを遊覧船から楽しむことが出来ます。

海亀にとっても澎湖諸島は台湾に残された数少ない産卵地です。望安島の9つの砂浜が「綠蠵龜(アオウミガメ)産卵棲地保護区」に指定されています。

澎湖國家風景區の中心となるのは馬公市です。馬公には台北、高雄などから定期航空便、また高雄、嘉義・布袋港から馬公・鎖港へフェリーが出ています。また、七美嶼、望安島にも小型機用の空港があります。澎湖島から、白沙島,西嶼へは橋が架けられており、車で移動することが出来ます。

馬公の中心部には台湾最古のといわれる馬祖天后宮、夕日が美しい仏教寺院、観音亭、清朝時代の城門、順承門などの文化遺跡があります。

美しい自然と文化に恵まれた澎湖國家風景區ですが、過疎化の進行、観光業の発達による自然破壊など課された課題は小さくないようですが、これからもその美しさに磨きをかけていってもらいたいものです。
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