蔡幸娟 秋涼如我心

たしか上海で、写真だけ見て適当に買ったテープの内の一本がこの、ぱっと見千堂あきほに似ている気がしないでもない、蔡幸娟の「秋涼如我心」です。著作権表示などもされていますが、５本１０元とかいう値段や、中国の現状が現状だけにちょっと怪しい気もしますが、どうなんでしょうか。

これを買った１９９２年と言えば、華語ポップスに興味を持ったものの、その事情がまったくわからず、CDより安いテープで、顔のいいのを適当に選んで、何か良いのは無いか探していた時期でした。このテープを買うまで蔡幸娟という名前も知らなかったんですが、A面３曲目「今夜吹甚麼風」を聴いてその儚いようで力強い澄んだ歌声を気に入りました。彼女も、好きになってしまうと、なかなか他に似たような歌手を見つけられず、ファンを続けざるをえない状況になってしまう歌手の一人です。

「今夜吹甚麼風」のほかにも「寂寞心事」「別愛的太多」など、好きな曲が多くお気に入りのアルバムですが、買ってからもうすでに１２年が過ぎて、すでにまともな音が出なくなっています。当然CDがあれば手に入れたいと思っていますが、中華ポップスの世界は、まだCDが普及しきる前の古い時期のCDがほいほい出てくるような状況でもなく半ばあきらめています。

最近のニュースを検索してみると、聯合新聞網に2004/07/08 聯合報の記事として、
蔡幸娟 老家被偷珠寶是假貨？（実家から盗まれた宝石類はにせ物？）、台南縣永康市の実家が２度にわたって泥棒に入られて高価な物が盗られたが、いざ犯人がつかまってみると、犯人は宝石類はにせ物と主張、蔡幸娟はそんなことは無いと反論した、といういまいちな記事しか見つかりませんでした。