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台湾の街 ニ水 [台湾の街]

二水の駅前に降り立つと静かな田舎の町という感じですが、駅前から伸びる道を歩いて行くと小さいながら意外に整った街になっているなと思いました。ニ水の地名の由来は、獨水渓と清水渓が八の字に交わるところからニ八水と呼ばれていた、または八堡圳と呼ばれる灌漑水路の一圳と二圳が八の字に分岐しているからニ八水と呼ばれた、いずれにしても旧称ニ八水が縮まって二水になったようです。

八堡圳は清代の1709年から開発された灌漑用水路で、その範囲が八保(八つの地区 "保"は行政区域の名称後に堡と呼ばれる)に及ぶことから八堡圳と呼ばれるようになりました。八堡とは東螺東堡、東螺西堡、武東堡、武西堡、燕霧上堡、燕霧下堡、馬芝堡及線東堡。現在の地名で言うとニ水のみならず、彰化,員林,鹿港などの広い範囲に渡って大地を潤し続けています。

八堡圳による良質な農地の提供、水運が盛んな時期には獨水渓の主要な水運基地として、また鉄道の時代になっても、集集線の分岐駅として繁栄してきた二水も時代とともにその優位性を失って行き、今では静かな街になりました。それでも、街のそここに昔日の面影が見えるニ水の街、列車を一本遅らせて歩いてみるのも良いかもしれません。
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