SSブログ

1998 GWビートル2とセマウル(2) [旅行記 海外]

5月 1日(日)
 9時頃ホテルをチェックアウトし,地下鉄で西面(そみょん)から釜山駅(ぷ
さんよく)へ向かった。喉が乾いたので駅の自動販売機でカップのジュースを買
う。200ウォンで400~500ウォン程度の缶ジュースより安く何度か利用
したのだが「氷なし」のボタンを押さなくても氷が出てこないことが多い。今回
もそうだった。9:40ごろ駅の左手にあるセマウル乗場に行く。改札のドアは
もう開いており,切符のチェックも特になくホームにはいる。指定の3号車には
もう10人位の人がいた。左手窓側の19番席に座ると間もなく弁当を売りにき
た。遅く迄寝ていて朝食が未だだったので買って早速食べ始める。冷たいお茶付
で4000ウォン,中身は幕の内風で漬物がちょっと多くもっと御飯が欲しいな
とは思ったが中々美味しい弁当だった。食べ終わっても未だ発車10分前。弁当
の空捨てがてらホームに下りてみた。車内に戻ると日韓共同切符のシャトルバス
で来たらしい人が大勢乗ってきてわいわいやっているが,何か様子が変。どうや
ら座席の重複があったようで,日韓共同切符分と韓国内発売分でかなり重なって
いるみたいだった。僕の座席にもだれか来るかな,と思ったが其はなく隣の20
番席も空いたまま発車。間もなく車掌さんの指示で座席の調整はついたようだっ
た。

 東大邱(とんでぐ)を過ぎたところでちょっと便所でもいっとこ,と前方2号
車の方に歩いていった。けどこちらにはトイレは無く2号車を通り抜けて食堂車
に着いてしまった。「どうぞ」と言われ,昼は食堂車で取るつもりだったし,ま
あそんなにしたかったわけではなかったので席に着いた。さっき弁当を食べたと
こだったが,初めてのセマウル食堂車だったのでプルコギ定食を頼む。座席車の
様に高い背もたれが無い分すっきりしているし,テーブルに肘をついて窓の外を
見ているのもいいもんである。窓外の景色だが,どうもこれまでと様子が違う。
何かな,と思っていたが緑が多いんである。これまで韓国に来たのは何れも11
月,12月と言う秋から冬にかけて。韓国は山の緑が寂しいなあ,と言う印象を
持っていたのだがなんとも間抜けなことだった。

 大田(てじょん)を過ぎたあと天安(ちょなん),永登浦(よんどんぽ)に停
車し,漢江(はんがん)を渡り14:16ソウル着。飛行機でくればあっと言う
間だが出発してから3日目。はるばるきたな~という気持ちでホームを踏みしめ
る。低いホームと広い構内に大陸的な感じがする。

 ソウル駅のから市庁近くのホテルまで歩く。途中ちょっと道に迷うが15時頃
到着。ホテルで少し休んだあと街へ出る。夕食はロッテデパートの食堂街でとん
かすかれー(カツカレー)を食べたあと駅の食堂で1分もたたずに出てきたビビ
ンパを食べる。折角韓国に来たんだから名物料理でもと思うのだが,一人と言う
こともありいつもの旅行の様に手軽に食べられる物になってしまった。

5月 2日(月)
 9:30頃ホテルをチェックアウト。近くの地下鉄市庁(しちょん)駅に行く。
地下鉄路線図ではここ市庁駅にはハングルの他英語で,CITY HALLと書
いてある。その他ソウル駅は SEOUL STATIONとあるし,乗換駅に
はローマ字が振ってあり,路線別の色分けもしっかりしていて中々使いやすい。
けど,地下鉄は最初の1駅はともかく,続けて2駅3駅乗りたいなとはそんなに
思わない。市庁から地下鉄で清涼里(ちょんにゃんに)に行ったあと東大門(と
んでむん)へ。しばらく地上をうろついたあと駅に戻る。今日の予定ははっきり
してなかったのだが取り合えず仁川(いんちょん)まで行ってみることにする。
窓口で「いんちょん」といって指を一本立てる。来た電車に乗り込んだが赤いラ
インの水原(すうぉん)行きだったので何処かで乗り換える必要がある。ソウル
に来る時セマウルが停車した永登浦(よんどんぽ)が大きい駅だと感じたので,
あそこやったらホームにうどんやぐらいあるかな,と思い永登浦で乗換に決める。
乗り過ごさないように車内の路線図を見つつアナウンスを必死で聞きながら永登
浦で下車。周りを見渡したがうどん屋は発見できなかった。

 水色ラインの仁川(いんちょん)行きに乗換。終点まで行けばいいので,そん
なに駅名を気にする必要はない。車内は中々空かなかったが,仁川の一つ手前東 
仁川(とんいんちょん)で一気にがらがらになる。こちらが中心部らしい。仁川
の手前で一旦停車。何かあったんか,と不安になったが,ソウル方面の電車が通
り過ぎたあとすぐ発車,仁川駅に到着した。

 仁川(いんちょん)駅前はわりと寂しくたいしたものは無かったが,目の前の
る小高い丘のうえに何か建物が見えた。どうやらここがガイドブックにも載って
いた自由公園らしい。ガイドブックの地図に等高線なんか無かったのでもっと平
面にあるもんだと思っていた。登るんめんどくさいなあ,思ったが他に行くとこ
も無いようなので登ってみた。公園内には遠足か何かで来ているらしい小学生で
一杯だった。空いているベンチに腰掛けしばらく休んだあと,公園内を一周して
から登った場所とは別の場所から下りて,また仁川駅に向かう。中心部の東仁川
(とんいんちょん)まで切符を買う。改札口は自動化されているのだが切符は窓
口で買うようになっていた。東仁川に着くと下りたのは僕一人。地下道に下りて
出口に向かう。地下にも改札口は有ったのだが入口専用で,出口は一旦仁川方面
行きホームに出なければならない。不便やな,と思ったが需要が殆ど無いような
ので仕方無いかもしれない。

 東仁川(とんいんちょん)の駅前からは賑やかな通りが続いている。しばらく
行くと見覚えのある通りに出た。さっき自由公園から仁川(いんちょん)駅に向
かう時通った場所だった。こんなに近かったら歩いてきたら良かった。

 また東仁川駅まで戻ってきて,今日はどこに泊まるろかな,と考える。,取り
合えず仁川の駅前に有ったホテルに行ってみることにした。歩くのは面倒なので
電車に乗る。東仁川から仁川行きに乗ったのはやっぱり一人だった。

 東仁川(とんいんちょん)のホームで,コンビニで買ったジュースを飲んだ。
韓国もコンビニが多く言葉の心配もなく買物が出来るので便利なのは便利だが
やっはりちょっと味気ない気もする。喉が乾いていたので1.5l入りのリン
ゴジュースがあっというまに半分以下になってしまった。日本では1l入りの
をよく買うのだが,韓国では何故か1l入りのをみかけず小さな缶ジュースの
すぐ上は1.5lしか見掛けなかった。それでちょっと多いかなと思いつつ買
ったのだが有れば飲むもんである。オレンジ1.5も後で買いその日のうちに
全部飲んでしまった。

 仁川(いんちょん)駅前のホテルオリンポスは少し坂を上がったところに立つ
結構豪華な感じのホテルでカジノも付いていた。高そうやからやめとこか,と思
ったがまあええわとフロントで空室の有無を尋ねる(最初の,あんにょんはせよ,
以外は勿論日本語)。「予約無ですか?うーん。」といわれ,空いてないんかな
と思うが,すぐに「58000ウォン」ですと言ってキーを出してくれた。部屋
は本館より下に立つ別館の一番下の端っこだったが,広いツインの部屋で日本だ
けでなくソウル市内のホテルと比べてもかなり泊まり得なようにに思った。日本
人の観光客も多く泊まっているようだが,ぱっと見だれがどこの国の人かもう一
つよく判らない。

 今度は電車に乗らず,繁華街の方を暫くうろつき,ホテルに戻るとTVをみて
のんびりした。韓国の放送のほか,NHK衛星放送,スターTVの中国語放送が
入った。韓国語は全くだめだし,,外国に来てるのにNHKでもないやろ,ゆう
んで漢字字幕のでるスターTVを見ていたら,自分が何処にいるのかよく判らな
くなってきた。

                                つづく
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。