SSブログ

1998 GWビートル2とセマウル(3) [旅行記 海外]

5月 3日(火)
 9:30ソウル発のセマウルで慶州(きょんじゅ)へ向かうので1時間前にソ
ウルに着くようにと,7時過ぎチェックアウト。仁川(いんちょん)駅へ。どう
せ混むしずっと立っていくかな,と思っていたが仁川ではがらがらだったので座
る。東仁川(とんいんちょん)では大勢乗ってきたがまだ立つ人はそんなに無い。
僕の周りには何か女性が多いなあと思っていた。それも結構可愛い人が。らっき
いと感じていたのだが,その後いくつか駅についても乗って来るのは女性ばかり。
ちょっと変やなと,隣の車両を覗くとあっちは男性が目立つ。朝ラッシュ時は女
性専用車でもあるんか?と思ったが,仁川から乗ってきたおっちゃん2人がちょ
っと離れた所に座っているし,そんなことないよなあと,そのまま座っていたら
おっちゃん2人は間もなく下りて,見るかぎり男は自分だけになってしまった。
電車はどんどん混んできて今更この中をかき分けとなりにいくのもなんやし,じ
っとしていたが,若し何か言われたら,わかりませんは「もるげっすむにだ」で
よかったよなと思いつつ結構緊張してしまった。ちゃんと下りられるんか言う心
配もあったが,ソウル駅(そうるよく)では結構人の流れがあり無事下車。ほっ
とした反面やっぱりちょっと残念な気も。

 ソウル駅の周りを少しうろうろしてから9:15頃ホームに下りる。指定の座
席は3号車32番通路側だった。まわりにはやっぱり日韓共同切符を持った人が
多い。今度は座席のトラブルはなかった。大田(てじょん)過ぎた頃,11時を
少しまわった頃食堂車に行く。席につくとウエイターさんが「食事ですか?」と
日本語で尋ねてくる。釜山(ぷさん)からソウルに向かう時の食堂車でも日本語
で話かけられた。日韓共同切符の指定列車だから日本語のできる人を当てたのだ
ろうか。韓国からの旅行者に対する新幹線の受け入れ態勢はどうなっているのか
なと思う。前回はプルコギ定食だったので何か別のもんにしょ,と思いメニュー
を見ていると「TODAYS SPECIAL」と言うのがあったので注文する。
内容は牛肉の焼き肉定食の様なものだった。僕の前では,韓国人のおばちゃんグ
ループがコーヒーを飲みながら雑談している。そのうちお湯を貰っていたようだ
ったので何をするのかなと見ていると,持参のお茶か何かを飲み出した。勿論お
湯は只だと思うので,さすがおばちゃんパワーは何処でも凄いもんだと感心する。
ちょっと疲れていたので席に戻ってからは殆ど寝ていた。東大邱(とんでぐ)か
ら慶州(きょんじゅ)までは初めての区間だったので,起きとこ,と思っていた
のだが寝ている方が気持ち良かった。

 13:41慶州(きょんじゅ)着。改札を抜けると駅前広場は観光バスやらで
大混雑。以前(91年11月末)釜山(ぷさん)からのムグンファ号でついた時
は,下りた途端観光タクシー運転手に自分の取り合いをされたほど観光客が少な
かったのだが,さすがGW。出迎えのカードを見ると日本語ばっかりである。バ
スの間をすり抜けすり抜け,駅前広場をで商店街を歩いてみる。前は観光タクシ
ーに乗ってしまったので今日はゆっくりと歩くつもりだったが,雨が降ってきた。
それも結構強くなってきた。傘はあったが3段折り畳の小さな物で体半分しか隠
れない。びしょびしょになりそうだったので,古墳をちょっとだけみて,高速バ
スターミナルへ向かう。発車2分前にターミナルに着き,14:30の釜山行き
高速バスに乗る。指定の座席は18番だったが空いている19,20番の座席に
座る。雨で見通しは良くなく前面のガラスも曇ってきた。ところがバスはそのま
ま窓を拭くこともなく走り続けて高速料金所に入った。おいおいと思っていると
料金所を抜けたとこで道路脇に停車し,クリーナをつけて窓を拭いてくれた。ほ
っとしたが,かなりの高速で飛ばすのでやっぱりちょっと怖かった。高速を下り
て市街に入ると渋滞していたが1時間20分程で東莱(とんね)の釜山高速バス
ターミナルに着いた。

 今日は東莱(とんね)の温泉で泊まるつもりだった。高速バスも東莱(とんね
),温泉も東莱(とんね)だったのでこの近所にホテルもあるやろと思い歩いて
ターミナルを出た。近所にホテルは有るのだが温泉という感じもなく,ガイドマ
ップに載っていたようなホテルも見当たらない。暫く坂を下って,地下鉄東莱駅
に出ると高架の線路に添った広い道路に温泉場という表示がある。これに従って
雨の中を結構歩いてやっと温泉場に着くとそばに温泉場(おんちょんじゃん)と
言う地下鉄の駅がある。東莱駅から2駅。地下鉄に乗ったらよかったと思ったが,
もう遅い左半身はびしょびしょである。。東邦(とんばん)ホテルと言うのが有
ったので入る。びしょ濡れの姿を見て「雨ですか」と笑われてしまった。

 部屋に入ってシャワーを浴びたあと窓の外を見ると高架を地下鉄が走るのが見
える。釜山(ぷさん)の地下鉄は何両編成かいまいち判ってなかったので数えて
みると8両だった。やっぱり8両でよかったか,と思いもうしばらく見ていると
6両編成が走ってきた。2種類有ったわけや,ちょっと意外だった。

                                 つづく


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。